第26番札所の西新井大師不動堂は、五智山遍照院總持寺(通称・西新井大師)の中に祀られている不動堂です。
天長3年(826年)に開創された總持寺は関東の高野山とも呼ばれている真言宗豊山派の名刹で、弘法大師空海が関東巡錫の折りに観音菩薩の霊託を聞き、悪疫の流行に苦しむ村人たちを救わんと十一面観音を彫り寺院を建立したことが始まりと伝えられています。
境内にある加持水の井戸は、弘法大師の祈祷により枯れ井戸から清らかな水が湧いたという井戸で、この井戸が本堂の西側に所在することから西新井という地名がついたと言われています。
都内の寺院ですのでそれ程境内が広大なわけではありませんけど、なかなか威容のある寺院です。
私達がお参りした時は朝早かったので、それ程混雑していなかったのは良かったです。