龍光山正寶院(通称:飛不動尊)は享禄3年(1530年)に本山派修験僧の正山上人により創建された修験系天台宗の単立寺院です。
創建後まもなくの頃、当寺の住職が大和国大峰山に不動尊像を持って修行に行ったおり、ご本尊が留守となった江戸でお不動様を観想して一心に祈ったところ、お不動様が一夜にして当地へ飛び帰り、人々に御利益を授けたと言う伝説があります。
このことから飛不動尊と呼ばれるようになり、病魔や災難を飛ばしてくれるお不動様として、また旅人の守り本尊として信仰を集めていたそうです。
こうした由来を持つお不動様ですので、現在でも航空関係に携わる人たちが参拝することが多いそうで、境内の幟などでもそのことが知れます。
境内はコンパクトですが、なんとなくご利益がありそうな雰囲気のお寺さんで、御朱印をいただける本堂でご本尊に無病息災をお願いしてきました。