第23番札所の橋場不動尊は正式名称を砂尾山橋場寺不動院と言い、大聖不動明王をご本尊とする天台宗の寺院です。
天平宝字4年(760年)に寂昇上人によって開創され、当初は法相宗の寺院でしたが、後に天台宗に改宗され、現在は比叡山延暦寺の末寺となっているそうです。
ご本尊の大聖不動明王像は、良弁僧正が大山寺で一刀三礼して刻まれた一木三体不動の尊像で、信ずる者には必ず霊験を与え給うと信仰を集めているそうです。
由緒正しい橋場不動尊ですが、境内は意外とコンパクトなお寺さんで、浅草や今戸・橋場などには江戸時代から続くお寺さんも多いことから、一般的に名が知られた寺院というよりも地元に密着したお寺という印象を受けました。
本堂の前でお経を唱えましたが、ご本尊の大聖不動明王のお姿はよく分かりませんでした。