浅草寿不動尊

第22番札所の阿遮山円満寺・寿不動院は真言宗智山派の寺院で、通称・浅草寿不動尊と呼ばれていますが、浅草・寿町の辺りにはお寺も多く、寿不動尊と言ってもあまり知名度が高い寺院という感じがありません。

寿不動院は慶長16年(1611年)に八丁堀に寺地を拝領して創建され、寛永12年(1635年)に浅草寺の裏鬼門として、浅草へ移転したと言われています。

平戸藩松浦家の江戸屋敷にあった良弁僧都作の不動明王像を、松浦家・江戸屋敷の鬼門にあった当寺に安置するようになったことから松浦家の祈願所として寄進を受けるようになったといいます。

浅草寿不動尊は一見すると小さなお寺さんで、本堂の場所も分からず不動参りの札所のように見えないことから、ここで良いのかな?と戸惑いましたが、山門の正面の普通のお宅のように見える建物の呼び鈴を鳴らすとお寺の方が出てこられて、関東36不動のお参りという旨を告げて2階にある本堂にお参りをさせて頂きました。

私達以外には誰もいなかったので、近い距離からゆっくりとお不動様にお参りができました。

浅草寿不動尊の画像

浅草寿不動尊
浅草寿不動尊
浅草寿不動尊の御朱印
浅草寿不動尊の御朱印