通称・目黄不動尊と呼ばれる牛宝山最勝寺は、東京・平井の荒川沿いにある落ち着いた佇まいの天台宗の寺院で、御本尊は釈迦如来です。
寺伝によると、貞観2年(860年)に慈覚大師・円仁により隅田川畔に草創され、元慶元年(877年)に円仁の高弟・良本阿闍梨により開山されたということです。
明治末に駒形橋の架橋による区画整理があり、大正2年(1912年)に本所から現在の平井に移転したとの事。
また目黄不動尊として信仰を集めた不動明王像は、江戸時代には最勝寺の末寺の東栄寺の本尊として祀られていましたが、明治の神仏分離で東栄寺が廃寺となり最勝寺に遷座されました。
私たちは7月の下旬に参拝しましたが、最勝寺はスッキリとした静かな境内が気持ちよく、不動堂に上がらせて頂いて、間近で目黄不動明王にお参りが出来て有難かったです。