関東三十六不動、第17番霊場の等々力不動尊は、真言宗智山派の寺院・致航山感応院満願寺の別院となり、正式名称は滝轟山明王院と言います。
東京都指定名勝に指定された東京都区部では唯一の自然の渓谷である等々力渓谷に隣接し、根来寺の興教大師が渓谷にある滝を霊地と悟って不動明王像を安置し、不動堂を創建したと伝えられています。
趣のある山門を潜ったすぐ先に明王院の本堂(拝殿)があり、御本尊を参拝することが出来ます。
不動尊のすぐ脇が等々力渓谷になりますので、渓谷の道を下って行けば不動の滝はすぐです。
滝と言ってもあまり水量が強いわけでなく、水がチロチロと落ちている感じですが、都内で手軽に豊かな自然を味わえる心地良い場所になっています。