関東三十六不動第16番霊場の目青不動尊は、東京世田谷の竹園山最勝寺教学院の不動堂に安置されている円仁(慈覚大師)作と伝えられる秘仏がご本尊になります。
教学院は寺の縁起によれば、応長元年(1311年)に玄応和尚によって創建された天台宗の古刹で、ご本尊は阿弥陀如来です。
明治期に青山から現在の場所に移転したそうで、東急線の三軒茶屋駅近くの割には静かな雰囲気の寺院で、境内を地元の人が近道として通り抜けて行くような感じのお寺さんです。
目青不動は江戸五色不動の1つで、元は麻布谷町の観行寺というお寺のご本尊でしたが、観行寺が廃寺になったことで秘仏のご本尊の不動明王像と前立の不動明王像が教学院に遷されたとの事。
不動堂で参拝した時に見えるお不動様は、青銅製の前立不動明王像になります。