大聖山南谷寺は元和2年(1616年)に比叡山の南谷にいた万行律師によって開かれた天台宗の寺院で、ご本尊は阿弥陀如来、境内にある不動堂のご本尊の不動明王は、江戸五色不動のひとつ目赤不動として知られています。
万行律師が伊賀国の赤目山で黄金の不動明王像を授かったという言い伝えから、もともとは赤目不動尊と呼ばれていましたが、鷹狩の途中で立ち寄った徳川家光が目黒不動・目白不動などに因んで目赤不動と呼ぶようにと言ったことから目赤不動尊と称されるようになったそうです。
一見すると都内のごく普通のお寺さんという印象で、私たちが参拝した時は丁度法事が行われるようで、本堂の方は何となく慌ただしい雰囲気でした。
目赤不動尊の最寄り駅は地下鉄南北線の本駒込駅が近いようですが、私たちは都営三田線の春日駅から10分ほど歩いて行きました。