高尾山薬王院は正式名称を高尾山薬王院有喜寺という真言宗智山派の寺院で、天平16年(744年)に聖武天皇の勅命により東国鎮護の祈願寺として、行基菩薩により開山されたと伝えられています。
薬王院のご本尊は行基開山以来「薬師如来」とされてきましたが、永和年間(1375年 - 1379年)に京都・醍醐寺から俊源大徳が入り、「飯縄大権現」を勧請して奉ったことから、飯縄大権現もご本尊として祀られています。
また高尾山の飯縄大権現は不動明王の変化身「飯縄不動尊」と呼ばれたこともあり、関東三十六不動霊場の第8番札所にもなっているようです。
高尾山は富士山と共にミシュランの三つ星観光地に選ばれたこともあって、外国人を含む観光客が多く訪れ、ハイキングコース途上にある薬王院も常に多くの人で賑わっています。
高尾山ケーブルカーの清滝駅が混雑しているらしいということで、早起きして8:30頃に清滝に着いたかと思いますが、それなりの行列は既に出来ていました。
お参りする不動堂の場所がよく分かりませんでしたが、飯縄権現本社から更に階段を昇った所にこじんまりとした感じで建てられていました。また御朱印は山門脇のお護摩受付所で頂くことになります。